[減感作療法(杉・ハウスダスト)]

 
 アレルギー症状を起こす原因物質(花粉症の場合はスギ花粉など)のエキスを、長い時間
をかけ少しずつ注射し、体を徐々に慣れさせていく治療法を減感作療法といいます。 薄い
濃度から開始し、週に1−2回のペースで徐々に濃い濃度へと増やしていきます。維持量ま
で増量したらあとは月に1回程度の注射で効果を持続させます。
 治療期間は2〜3年と長期間にわたるため根気が必要ですが、杉花粉による花粉症の場
合、効果は60〜80%と報告されており、シーズン毎の花粉の飛散量にもよりますが30〜
50%の患者さんで、花粉飛散時期の投薬が不要になります。抗アレルギー剤の内服、
点眼、点鼻などの治療では効果が十分でない患者さんにおすすめです。



 
 
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