[食物アレルギー]

 
 血液検査、皮膚テストが陽性だからという理由で多品目の食品を除去してしまっている
患者さんを時折見かけます。
 食物アレルギーには食べて一時間以内に発症する即時型反応と、24時間くらいたって
から湿疹が悪化するなどの非即時型反応があります。非即時型反応のみの場合は、ス
キンケアを行ったり、抗アレルギー剤を併用したりすることで食べられる場合もありますし、
血液検査、皮膚検査が陽性でも症状の全くでない患者さんもいます。
 また、小さい頃に何らかの症状があっても、消化管機能の発達に伴い食べられるように
なるお子さんがほとんどです。漫然と除去を続けることはお母さん、子供さんともに大変な
ストレスで、必要最小限にとどめるべきと考えています。
 当科では今までのエピソードを詳しくうかがい、アレルギー検査に加えて、可能な限り食
物負荷テストを確定診断の根拠とし、不必要な制限をしないで済む診療を心がけています。



 
このページトップに戻る

■国立病院機構本部グループ事務所ホームページ
  北海道・東北グループ関東信越グループ東海北陸グループ近畿グループ中国・四国グループ九州グループ
独立行政法人 国立病院機構 神奈川病院
〒257−8585
神奈川県秦野市落合666−1
TEL0463−81−1771 FAX0463−82−7533
地図はこちら
Copyright ©National Hospital Organization KANAGAWA HOSPITAL. All Right Reserved.