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放射線科 【単純X線検査】



CTについて

CTとはコンピューテッドトモグラフィーの略で、X線を用いて行う検査で体の断面像(輪切り像)を撮影する検査です。

当院のCT装置

当院では2008年8月より東芝メディカル社製64列マルチスライスCTを使用しています。

64列CTの特徴

 検出器の列数は、体のまわりを検出器が一回転で撮影できる範囲と大きく関係しています。 また、列数が多いと同じ範囲をより短時間、より細かく撮影することができ、1回転で最小0.5mm厚×64列で32mmの範囲を撮影することが可能です。
 従来のCTでは難しいかった心臓の検査をはじめ、撮影範囲の広い大動脈や下肢動脈なども短時間の検査を可能にしています。胸部撮影の場合約7秒、胸腹部でも14秒程度息を止めるだけで高精細画像を得ることが出来ます。


検査法

CTには、大きく分けて2種類の検査方法があります。
  • 単純CT検査 : 造影剤という薬を使用しないで撮影する検査です。
  • 造影CT検査 : 造影剤という薬を静脈注射して撮影する検査です。
造影検査の一般的なもの、特殊なもの(3D CT・心臓CT・CTウログラフィー・ DIC CT・CTガイド下生検)などがあります。


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心臓CT検査

心臓病は、ガンに次いで日本人の死亡原因の第2位となっています。とくに冠動脈の動脈硬化によって狭くなったり詰まったりして起こる狭心症や心筋梗塞が増加の傾向にあります。
64列CT(Multi Detector CT)の登場により、心臓の栄養血管である冠状動脈の3次元画像表示が可能となりました。これにより、以前は心臓カテーテル検査のため入院しなければ評価できなかった冠動脈が、外来診療において、非侵襲的に評価することが可能となっています。

右冠動脈

 

左冠動脈
前下行枝

 

脳3DCT血管
造影検査

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤、脳動静脈奇形(AVM)などが疑われる場合行われる検査です。

腹部〜下肢動脈3DCT造影検査

足の動脈硬化である閉塞性動脈硬化症が疑われる場合行われる検査です。

手術支援画像

当院では、肺がん、胃がん、大腸がん、整形領域などの手術をより安全に行う目的に画像を作成しております。

大腸がん
術前画像

 


検査前

 造影CT検査のある方は、検査予約時間の4時間前からお食事をとらないでいただきます。水分は、この限りではありません。詳しくはお問い合わせください。

※冠動脈CT検査の方は、心臓の脈拍を抑える(HR60前後にする)お薬を内服していただく場合があります。 このお薬の効き方は、個人差がございます。30分程で脈拍がゆっくりになりますが、検査に最適な脈拍になるまでお待ちいただくことがございます。


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検査後

 食事や入浴などは普段どおりでかまいません。 造影剤は尿として体外に排出されるので、水分を普段より多めにとってください。水・お茶・ジュース、何でもかまいません。普段から、食事制限や、水分の制限があるかたは医師の指示に従ってください 。


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造影剤による副作用について

 造影剤を使用する時、副作用が起こる場合があります。 吐き気や、発赤、蕁麻疹などや、重篤な場合はショックなどを起こします。アレルギー体質や喘息の方、薬で副作用がおきたことがある方は副作用が起こりやすく、その日の体調によっても変化します。 その場で、すぐに副作用が起こるのがほとんどですが、まれに数時間後、数日後に症状が出る場合があります。その時は、担当医に連絡をしてください。 過去に造影剤を使用した検査(CT検査に限らず)で副作用があったという方、喘息やアレルギーをもっている方は副作用が起こる確率が高いといわれています。検査前に、必ず担当の医師・技師に伝えてください

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