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放射線科 【その他】



造影剤について


 より正確な診断をするために造影剤を使うことがあります。 小さな病変や正常部位とのエックス線透過性がほとんど変わらない病変は、CT検査でも診断が困難なことがあります。しかし、造影剤を用いることによってこれらの病変も明瞭に描出され、より正確な診断が可能となります。このため、全身の様々な部位の検査において、造影剤が用いられています。


当院で行っている主な検査


CT検査で使用される造影剤は、「ヨード造影剤」と呼ばれるもので、通常、腕の静脈から注入してスキャンを行います。最近では、さらにその効果を高めるため、自動注入器を用いて急速に注入することもあります。造影剤を静脈注射して撮影するCT検査のことを「造影CT検査」、造影剤を使わないCT検査のことを「単純CT検査」といいます。

副作用については、「ヨード造影剤」は改良が加えられ、副作用は減少してきました。副作用の発現率は約3%という結果が全国的な調査で発表されています。「造影CT検査」はCT検査を受けるすべての方に行われるわけではありません。この検査によって重要な情報が得られ、早期での診断や今後の治療方針の決定に役立つと判断された場合に行われています。

副作用として多い症状は、吐き気、嘔吐、熱感(造影剤注入時に熱い感じがする)などです。これらの症状は、検査中〜検査後1時間の間に起こることが多く、特別な治療を必要としない軽度のものがほとんどです。きわめて稀ですが、咽頭の浮腫(むくみ)、血圧低下、呼吸因難などの重い副作用が起こることがあります。
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